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アクティビティ 乗馬 このホテルには2007年3月現在26頭の馬が飼育されていて、うち1頭のみがローカル種、他はみなオーストラリアからはるばる来た馬たちである。モンスーンフォレストの客室のすぐ前が厩となっており、いつでも彼らに会いにいける。 アクティビティには1時間と2時間の乗馬のコースがあり、未経験でも問題なく乗馬を体験できるのが嬉しい。もちろん上級者も思う存分楽しめる。中にはすっ飛んで走り去っていったきりなかなか返ってこないツーリストもいるそうだ。 コースはいくつかあるようだが、たいていまず海岸を目指す。初級者にはお付の人がずっと手綱を持っていてくれるので馬が暴走したり怖い目にあうことはない。慣れてきたら徐々に走る練習をさせてくれる。 敷地内には馬専用の小さな小道があり、藪の中を馬の高さで通り抜けるのはめったに出来ない経験である。 |
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| 雲山「厩に遊びに行くと、好奇心いっぱいの馬たちが顔を覗かせる。どんな動物も同じだが、馬は1頭1頭の性格が本当に違う。僕はまだ馬という種に対しては未知だったのでどう接していいか初めは戸惑ったが、馬と知り合うのは思いのほかあっという間だった。こちらに興味をしめしてくれない(ふり?)馬もいるが、好奇心たっぷりにアピールしてくる馬の発する何かはとてもストレートで純粋で遊び心にあふれた、とてつもなく善良なものだった。こちらの心にチラッと思ったどんなこともお見通しのような、とても繊細な心の持ち主でもある。僕はこの厩を見て歩くことがとても楽しかった。僕の手を嗅いだときの生暖かい鼻息、耳の動かし方、口元の変に柔らかい肌の質感、ちょっとひんやり冷たい鼻筋。未知の生き物と知り合っていくプロセスがとてもエキサイティング。」 | ![]() |
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| 僕についてくれた人はこのGedeさん。まだ若いが頼もしい助っ人だ。 | 僕の担当はKututさん。このホテル創設以来の勤続6年。 | 厩の皆さんと記念撮影。 みんないい笑顔です。 |
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| カヲル「乗馬を申し込む前に、厩の馬たちに挨拶まわり。小型の哺乳類にする様な気安い接近ができない。乗ることには興味があったのに、馬そのものに触ったり話しかけたりするのには戸惑う。こんな間近で馬を真正面から見たのは初めてだし、向こうもこちらを値踏みしているのが伝わってくる。顔面だけであんなにでかいし、目をぎょろりとさせてこちらを見 たり、歯をがちがち鳴らしたりする。馬は感情ををどんなふうに表現するものなのか知らないから、ぶぁっしゅ!と鼻を鳴らされただけでうひゃぁ〜とかのけぞったりする。何ビクビクしてるんだか、俺。 そんな中で、目があった瞬間、いきなり首を伸ばして僕に鼻面をぐいぐい押し付けてきたのがいた。僕も彼、ビーワンを見たと同時に「おぉっ、おまえは!」と感じたから、あれはやっぱり運命の出会い、一目ぼれの相思相愛ってやつなんだろうね。人間相手じゃこんな簡単にはいかないだろうけど、互いに駆け引きや下心や教養の邪魔がないと、こうもたやすく真実を引き寄せるものなんだと思う。 彼はひたすら僕の腕を甘噛みしながらべろべろなめ続ける。巨大な歯の感触がこ、こえーよー!頼むよ〜急に気が変わらないでくれよ〜と念じながらも、生あったかいつばと柔らかいベロやくちびるの肌触りが妙に気持ちいい…。馬の世話係りが「こんな事初めてです」と言うのを聞いてうれしさが倍増する。ムンジャンガンでの2日間、僕はこのビーワンに乗せてもらうことを決めた。」 |
雲山「馬面というが、本当に長くてでかい馬の顔。死んだじいちゃんを思い出した。僕は馬を触るのが楽しくて、この厩に何度も足を運んた。でも自分の乗る馬を自分で決めることができない。馬たちのことを知り尽くした係りの人にアドバイスをもらうことにした。 僕が選んでもらったのはこの12歳雄馬ポカホンタス。どうです、このスケベ顔。僕はとにかく始めは馬なんか乗るつもりじゃなかった。きっと前世で馬から落ちて死んだことがあるんじゃないかと思うくらいに馬に乗ることが怖い。馬を触ったりすることは大好きだが乗るのはいやだ。あの高さ、動き・・・自分が馬を心から信頼していないことが簡単に馬に伝わってしまうようで腰が引ける。でもこうしてかわいい馬を見ていると、せっかくだからやっぱり勇気を出して1度くらい乗ってもいいかとつい思ってしまった。 とにかく怖いので、気性のおとなしい高くない馬、という条件をつけて選んでもらったのが彼。はじめ対面したときはあまりのブス顔にちょっとテンションが下がり気味だったが、僕にとっては彼が最高な馬だった。厩の係りの人のお見立てに感謝。初心者で怖がりの人にはお勧めです。 乗る前の日の夜はなかなか寝付けず、馬から落ちる自分をシュミレーションしては頭を抱えていた。カヲルさんはいびきをかいている。うらやましい・・・」 |
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| 柵から顔を出してこちらを窺っていたが、近寄ると顔を引っ込めてしまう。 | 唯一のローカル種、Joko。思い切りベタなインドネシア人名。 | 雌馬は2頭。雌は雄に比べて気性にムラがあるので乗りにくい。 | ||||||||||||||||||||||
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| 黒い馬全員が神経質な気質だった。黒猫も独特な変さがあるが何か色と関係でも?? | 一番の早足カイサル。海辺で滑走する様はかっこいいだろうな。 | はじめ雲山が乗るはずだったJet。あまりに座高が高かったので却下。すまん。 | ||||||||||||||||||||||
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| 毎日馬の運動と草を食べさせる散歩は欠かせない。 | 予約した時間より早かったが、たまらず後で乗る馬とご対面。 | 厩そばで咲く花。 | ||||||||||||||||||||||
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| 厩に生えた苦い薬草。みかんではない。枝を煎じると糖尿にいいらしい。 | ||||||||||||||||||||||||
| 貸し出される乗馬用ヘルメットと軍手。二人とも似合わない・・・ | サイズの合わないゴム長も。 | |||||||||||||||||||||||
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カヲル「何年か前に、観光地で体験乗馬みたいなものをしたことがある。馬子がついて急な山道の上り下りをした.り、牧場内をぐるぐる周る、みたいなものだったけど、これがなんとデジャヴの連続だった。 視界の内側にある馬の後頭部、馬上の高さから見渡す景色、両腿に伝わる筋肉の感触、確かに馬にまたがっていた、という記憶が事実として押し寄せてきて、それ以来「乗馬」が気になっている。今回ムンジャンガンのこのホテルに決定したのも馬がいたからなのだ。」 |
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| 雲山「恐る恐るまたがる。高い。馬が歩き始めた。揺れが思ったより大きい。あー、乗って1分。もう降りたい。戻って昼寝でもしたい。もう少しで本当にそうしそうだったがグッと我慢。パドックを2周したところで表へ出て行くという。最悪な気分。前のほうに救急かばんを背負ったスタッフがいるのを見て気分が落ち込む。ふと前を見ると、カヲルさんが背筋を伸ばしてリズム良く馬に乗っているのを見て真似してみた。ちょっと馬のリズムに同調できた。次第に恐怖心が和らぎ、少しずつ景色を楽しむ余裕が出てきた。行きは自分の恐怖心との戦いだったが、海辺に着く頃は喜びに変わっていた。帰り道、馬専用小道はぬかるんでいて馬の足元がおぼつかなく不安になったが、草を食む余裕があるし、絶対に転ばないのだということがわかってからは藪の道も楽しめた。」 | ||||||||||||||||||||||||
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| 草むらを進む。張り出す枝や足元に転がった枯れ木をものともせず進む。 | 礼儀正しく控えめで、常に不具合がないかどうか気にしてくれる。 | |||||||||||||||||||||||
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| 海岸に到着。馬も喜んでいる。 | 美しい海、そして目の前に広がる彼らの大好物。 | |||||||||||||||||||||||
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| しばしの休憩時間に草を食む。あっという間に周囲の草が食べられ、つないであった所の草がぐるっと丸くなくなった。 | ||||||||||||||||||||||||
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| 結構ぬかるんだ道も馬は足を滑らせながらも決して転ぶことはない。 | 長すぎる乾期に命尽きたか・・・ | 眩しいほどの緑。 | ||||||||||||||||||||||
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| 時折見かける大きい木。 | ||||||||||||||||||||||||
| 救急係もついて来てくれる。彼の世話にだけはなりたくないが・・・ | ||||||||||||||||||||||||
| 彼らはさすが毎日乗ってるだけあって手綱捌きが自然ですばらしい。 | ||||||||||||||||||||||||
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| カヲル 「馬に乗るという行為は、これまで他の動物としてきた,抱いたり撫でたり、 という親愛の交歓とは全く異質のふれあいだった。 それは、馬の背にまたがることによって行われる、ある種のエネルギー交感だ。 動物たちはヒトよりずっと簡単に自然の力とつながる術を知っている。 馬のチャクラがどこに何個あるのか知らないが、彼が動くリズムに合わせて揺れてるだけで、 下半身から不思議な一体感が這い上がってくる。 辺りにあるすべての自然の要素がぜーんぶひとつで、本当はゆりかごみたいに信頼できるものだという感覚…。 馬と一緒のグラウンディングは一人で座ってやるワークよりはるかに強力だった。 いずれ人馬一体の境地を得たならば、それこそクンダリーニの上昇を体験できるに違いない。 馬と人を介して大地と天空とが結びつき、最高のエネルギーが交感されるだろう…とか、 イメージだけががんがん先走ってましたが、実際には、下手な乗り手の僕は、 海辺を走っていてもすぐ水に入ってしまうし、通りがかりの藪で草だの葉だの食べ放題。 完全にビーワンの気の向くままにされてましたが、それならそれで、 彼が満足するまで待っててようという大らかで幸せな気分でした。 ビーワン、そしてマス・グデ、マス・クトゥット、最善のもてなしをありがとう。 僕らはお互いの持てる最良のものを交換した。またいつかここへ来よう。」 |
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