中国人街散策

大覚寺を出た通りは、他のスマランの町並みとはぜんぜん違ったやはり異空間だった。建物も人もベチャもここがジャワであるとは思えないような懐かしい異国情緒である。
浮浪者や小さな屋台すらも中国人のようで、中国人=金持ちみたいな感覚のジョグジャなどではありえない光景。

ジョグジャやボロブドゥールにはない食べ物の屋台があったり、中国語の看板が出ていたり、すっかり外国人気分で(いや元々外国人だけど)見てまわった。
雲山「途中で見つけた風水グッズ屋。風水工藝品と書いてあった。中はもう開運グッズのオンパレード。中国人ってこういうの好きだよね。いかにも金の儲かりそうなカエルの置物とか、金ぴかの仏像とか、こうやって店で見るとひとつの世界観を感じるけど、買って持って帰ったら飾れないかもなあ。水晶のようなものもたくさんあったけど水晶?店のお兄さんはちょっと雇われマスターみたいな風貌じゃないか。

カヲルさんはゆずの香りの線香を買っていた。
僕は竜の絵の書いてある金色の線香と八卦鏡を買った。
ここインドネシアでも風水に凝っている人は多く、こんなグッズも手に入る。中では中国人が中国語で大声で話をしていてびっくり。ジョグジャではこんな光景は見られない。」
漢方薬屋にふらっと寄る。マゲランやジョグジャにもこの手の店はあるけど漢字の看板が珍しい。 なぜかカヲルさんがしっくりなじんでいる。
中国系の人は一見愛想が悪いけど、よく話すとさばさばときさくでいい人も多い。 これは肝臓病のための煎じ薬。1回分ずつ包んでいく。
二階が倉庫になっていて、籠に薬を入れて下に下ろす。
薬壷もそろばんも薬をすりつぶす道具も棚もみんなレトロ。ここで棒灸を買った。10本入りで1箱35000ルピア。
この酔っ払ったような顔色の親父は、僕らが日本人だと知ると日本語を教えてほしいといって、メモを取り出した。
かっこいい、とかかわいいとか、そんな言葉を何のために使うんだか。

どの町でもこの手の古い建物、店がどんどん壊されて悪趣味な新しい建物に変わっていっている。とても残念なことである。
この風情のある町並みがどんなに価値のあることかわからない人が多い。
川縁のこんな汚いゴミ捨て場で子供が遊んでいる。子供とは本来テレビやゲームや高級なおもちゃなんかなくても楽しい遊びを見つける天才だ。 こういう変な人形に出会うのもインドネシアの旅の醍醐味。ま、どっちもどっちだが。

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